ブックタイトル鹿島市民便利帳

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概要

鹿島市民便利帳

チュウシャクシギ        ズグロカモメ東アジア地域個体群の個体数   東アジア地域個体群の個体数55,000羽(1%基準値550羽)    7,100 ~ 9,600羽(1%基準値85羽)ラムサール条約湿地「肥前鹿島干潟」ラムサール条約について条約の三つの柱肥前鹿島干潟について「肥前鹿島干潟」がラムサール条約湿地に登録されました 平成27年5月29日に「肥前鹿島干潟」がラムサール条約湿地に登録されました。 肥前鹿島干潟は、塩田川と鹿島川の2つの河口に面する干潟であり、東アジアにおけるシギ・チドリ類の重要な渡りの中継地および越冬地になっています。正式名称:「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」1971年にイランのラムサールにおいて同国政府主催で開催された「湿地および水鳥の保全のための国際会議」において採択されたため、一般的に「ラムサール条約」と呼ばれています(1975年12月21日に発効)。湿地は、さまざまな生き物の生息地として重要なばかりではなく、私たちの暮らしを支えている貴重な資源です。ラムサール条約は、国際協力によって、湿地の保全と賢明な利用(ワイズユース)を進めていくことを目的としています。その手段として交流学習を進めることが必要です。●保全・再生 私たちの生活環境を支える重要な生態系として、将来にわたって幅広く湿地の保全と再生を呼び掛ける。●賢明な利用 湿地の生態系を維持しつつ、そこから得られる恵みを積極的・持続的に活用する。(ワイズユース)●交流・学習 湿地の保全・再生や賢明な利用のために、湿地の働きや重要性について理解する機会をつくり、関係者が互いに情報や経験を共有し、連携・協力する仕組みを設ける。 特に水鳥の生息地等として国際的に重要な湿地および、そこに生息・生育する動植物の保全およびワイズユース(持続可能な利用)を進めることを目的としています。1. これまでの経緯 平成14年3月に「鹿島新籠海岸」の名称で、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」のもとでの「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(シギ・チドリ類)」に参加しました。2. 肥前鹿島干潟に飛来する渡り鳥たち 秋から春にかけてチュウシャクシギなどのシギ・チドリ類が約30種程度渡来します。他にも、絶滅が危惧されているクロツラヘラサギ、ズグロカモメ、ツクシガモといった希少な鳥類が飛来しています。渡り鳥たちは潮の干満に合わせて移動し、干潟の生物を採食したり、堤防や波打ち際で休息をとっています。また、見晴らし台には、野鳥観察ができるように望遠鏡2台が設置されています。[お問い合わせ]ラムサール条約推進室TEL:0954-63-3416 FAX:0954-62-3717ラムサール条約鹿島市民便利帳 85