中木庭ダムで小水力発電の開始 “九州の県営ダムでは初めて”
鹿島市から新エネルギーの発信
鹿島市の能古見地区にある県営中木庭ダム(既存ダム)で、九州では初めて民間発電事業者が参画した小水力発電が始まりました。このダムでの水力発電は、これまで下流域の安全・安心の機能に加え、佐賀県がいち早く取組んでいる「地球温暖化対策やエネルギー自給率の向上」などの普及促進を図るため、自然エネルギー(通常の放流水)を有効活用した発電事業です。
小水力発電とは?
水力発電とは、高いところから落ちる水のエネルギーを利用して水車を回し、発電するシステムのことで、近年注目されている再生可能エネルギーです。出力1,000キロワット以下の発電設備のことを総称して小水力発電と呼んでいます。
水力発電の規模による一般的な分類
- 大水力:100,000kw以上
- 中水力:10,000kw~100,000kw
- 小水力:1,000kw~10,000kw
- 1,000kw以下:小水力発電(新エネ法総称)
発電所の概要
- 発電所名 : 中木庭発電所
- 所在地:鹿島市大字山浦(中木庭ダム直下)
- 最大出力:196キロワット
- 年間発生電力量:約1,250MWh (一般家庭の約350世帯分)
- 発電開始日:平成28年4月1日から発電開始
- 発電事業者:西技工業(株)(西技工業・九州電力・九電工連合体)
施設の見学
- 個人での見学:発電所の周辺は、自由に見学できます。
※ 発電所内部は、危険防止のため入れません。
- 団体での見学:施設に係員が常駐していない為、事前に予約が必要となります。
(団体20名以上) 月に1~2回程度、対応可能です。 - 問合わせ先:西技工業(株) 担当:岩屋 Tel:092-711-8811
- 鹿島市窓口:水道課 0954-62-3718(工務係)
問い合わせ
水道課〒849-1312 佐賀県鹿島市大字納富分2643番地1
電話:0954-62-3718 ファックス:0954-62-3717