下水道使用料改定(値上げ)の説明会を開催します
日時
改定することになった経緯や改定内容について、下記の日時で説明会を開催します。ご都合のつかれる日時でご参加ください。4回とも内容は同じです。
1月29日(水)19:00 1月30日(木)15:00
2月 5日(水)15:00 2月 7日(金)19:00
場所
生涯学習センター エイブル 3階 研修室(4回とも)
令和7年4月使用分から下水道使用料を改定(値上げ)します
改定の背景・理由
本来、汚水処理に要する経費は、下水道に接続している方からの使用料で賄うこととされていますが、鹿島市では賄うことができず、その財源不足を一般会計からの繰入金(市税)で補填する状況が続いています。
また、人口減少や節水機器等の普及が進み、今後、使用料収入は伸び悩む一方で、汚水処理施設の改築なども必要となっており、経営はさらに厳しくなっていく見通しが出ています。
このような状況の中、生活環境と公衆衛生の向上の基盤となる公共下水道事業を将来にわたって維持していくために、使用料を改定することとなりました。
下水道に接続されている皆様にはご負担をおかけすることになりますが、今後もさらなる経費削減などの経営努力を続けていきますので、ご理解くださいますようお願いします。
今回の改定のポイント
●経費回収率※1の向上
→現状の60%台を、80%まで改善することを目指します
●基準外繰入金※2(一般会計からの繰入金)の削減
→市の財政健全化とともに、市税の投入を減らすことで不公平感の軽減をはかります
●累進倍率※3の是正
→大口になるほど使用料の単価が上がっていく現状の料金体系構造を見直し、水量区分間にある負担の格差を緩和します
●低水量使用者への配慮
→物価高騰等を考慮し、水量が少ない区分の基本料金は据え置きます
※1 経費回収率 | 使用料で回収すべき経費をどの程度の使用料で賄えているかを表す指標 |
※2 基準外繰入金 | 国が定めた操出基準によらない政策的経費、地方公営企業の事業収入で経費を賄いきれない部分を補填するために市の一般会計から繰り入れる負担金や補助金 |
※3 累進倍率 | 従量使用料の最も高い額と最も低い額との比率。累進倍率が高いと、使用水量が多くなるほど、1㎥当たりの使用料が高くなる。 |
改定内容(平均改定率24.49%)※令和7年5月または6月の請求分から反映されます
1か月当たり(税抜き)
区分 | 汚水量(㎥) | 現行料金 | 改定後料金 | 改定率 | 現行との差額 |
基本料金 | 0~5 | 730円 | 730円 | - | 0円(据置) |
5超~10 | 1,050円 | 1,420円 | 約35% | 370円 | |
従量使用料金 (1㎥につき) |
10超~20 | 135円 | 169円 | 約25% | 34円 |
20超~30 | 155円 | 194円 | 39円 | ||
30超~50 | 180円 | 225円 | 45円 | ||
50超~100 | 210円 | 242円 | 約15% | 32円 | |
100超~ | 230円 | 265円 | 35円 |
※ 下水道使用料は、2か月ごとに水道料金と一緒に請求されます
※ 水道料金と合わせた2か月分の料金は、早見表で確認ください
(詳細版・総額のみ)R7.4~上下水道料金早見表(PDF189KB)
(抜粋版・差額入り)R7.4~上下水道料金早見表(PDF147KB)
改定に至る主な経過
年 月 | 内容 | 参考 |
平成6年10月 | 公共下水道供用開始(汚水) | |
平成18年7月 | 使用料改定 | |
平成29年3月 | 「鹿島市公共下水道事業経営戦略」策定 | |
平成31年4月 | 公共下水道事業全体計画変更(汚水区域668ha→523ha) | |
令和2年4月 | 地方公営企業法の全部適用(公営企業会計へ移行) | |
令和5年8月 | 「鹿島市公共下水道事業経営戦略」見直し | 鹿島市公共下水道事業経営戦略(PDF3.0MB) |
令和6年2月 | 下水道事業審議会へ「下水道使用料の適正化」について諮問 | 諮問書(PDF53KB) |
2月~10月 | 下水道事業審議会の開催(計6回) | 審議会の内容はこちらをご確認ください |
8月~9月 | パブリックコメントの実施(下水道使用料改定(案)について) | |
10月 | 下水道事業審議会からの答申 | |
11月 | 市議会へ下水道条例の一部改正(使用料改定)提案 | |
12月 | 市議会で下水道条例の一部改正可決 |
問い合わせ
建設環境部 環境下水道課849-1312 佐賀県鹿島市大字納富分2643番地1
電話:0954-63-3416 ファックス:0954-62-3717