肥前鹿島干潟における鳥類の飛来状況調査の公開

 肥前鹿島干潟における鳥類の飛来状況

 鹿島市の北東部に位置する有明海沿岸の肥前鹿島干潟は、多くの鳥類が飛来する国内有数の干潟であり、国の鳥獣保護区に指定され「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク」に参加しています。肥前鹿島干潟に飛来する鳥類の多くはこの干潟を採餌、休息の場として利用しており、渡り鳥にとっては中継地、越冬地として重要な地域です。また、渡り鳥の飛来地には、群れを支えるだけの餌となる底生生物が豊富に存在する必要があることから、渡り鳥の飛来状況は生態系保全の指標にもなります。

 鹿島市は、肥前鹿島干潟の持続可能な利活用を図り、将来にわたって保全していくため、ラムサール条約湿地に登録するとともに、鳥類の専門家の協力を得て、鳥類の飛来状況調査を行ってきました。

 これまで行ってきた調査の結果から、肥前鹿島干潟におけるシギ・チドリ類の生息状況や飛来数の変動が明らかになり、特に、ズグロカモメ、チュウシャクシギの飛来数は、東アジア地域個体群の個体数の1%超を占め、ラムサール条約の下での国際的に重要な湿地の基準を満たしていることが明らかとなりました。

 ここに調査結果を公表し、将来にわたって肥前鹿島干潟の持続可能な利活用と保全を図っていくことを宣言するものです。

 

注) 制作:鹿島市    協力:宮﨑 八州雄(日本野鳥の会佐賀県支部)

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