『麦(稲)わら』の有効活用を推進しています

米麦生産者の皆さんへ 【麦(稲)わらは焼却せずにすき込みましょう】

麦(稲)わらの焼却は、交通障がいや地域住民の煙害に対する苦情の要因にもなりますので、それらに配慮するためにも焼却は行わず、水田の地力維持のために、有機物として水田に還元しましょう。

麦わらすき込みの土づくり効果

  1. 連用することで有効な微生物が多くなるなど地力が高まり生産が安定します。
  2. 土壌が軟らかくなり耕うん作業が容易になります。
  3. 土壌の養分が高まり肥料の削減が期待できます。

麦わらを上手にすき込むポイント(田植え時に麦わらが浮かないために)

  1. 麦わらは短すぎると浮き上がりやすくなりますので、カッターを「長」に切り替え、15センチメートル以上にカットし、ドロッパーで圃場一面に散布します。
  2. 作土が浅いと麦わらの密度が高くなるため、耕うん(荒おこし)は作業密度を遅くし、通常より深く耕して多量の土と混ぜ、麦わらの密度を低くします。
  3. 荒代かきは、トラクターの尾輪跡に水がたまる程度で極浅水で行います。代かきの入水量もトラクターの前輪で波ができない程度とします。水が多いと麦わらの吹き寄せが多くなります。

麦わらのすき込み田の肥培管理

  1. 麦わらをすき込むと、3年くらいは麦わら分解時に土壌中の窒素を取り込みますので、10アール当たり窒素成分で1kg程度の基肥で増施します。ただし、水稲品種によっては倒伏の恐れがあるので注意しましょう。
  2. 麦わらが分解される際、ガスが発生して、水稲の初期生育に影響を与えることがあるため、移植20~25日後から間断灌水を行い、ガス抜きします。

麦わらすき込み実践マニュアル

問い合わせ

産業部 農林水産課

電話:0954-63-3413 ファックス:0954-63-2313

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